頻尿と聞くとよくお年寄りの方に現れる症状というイメージがありますが、最近では若い人でも頻尿になりやすいです。トイレが近くなるだけと軽視されがちですが、頻尿は実は危険サインかもしれません。危険な病ほど徐々に進行していくので初期症状に気付きにくいものです。このサイトで頻尿に対するイメージを改めましょう。

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意外と多い夜間頻尿について

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加齢とともに体のいたるところから不調のサインが出ます。
その一つとしてあげられる症状が就寝中に尿意を感じる夜間頻尿です。
尿意によって目が覚め夜中に何度もトイレに行くことで睡眠を阻害されて悩む人が増えるようになります。

40歳を過ぎると症状に悩まされる人が増える傾向にあります。
60歳では2割、80歳を超えると約5割の人が経験する症状です。
夜間頻尿は、加齢もひとつの原因ですが生活習慣や隠れた病気のサインである場合もあります。
夜間頻尿を年のせいだと自己判断せずに専門の機関で診察や相談を受けることは病気の予防にもなります。

夜間頻尿で、夜中に起きることが負担に感じなければ診察の対象にはなりませんが、尿意により夜中に目が覚めることで日常生活に支障をきたしていると感じる人は治療の対象になります。
十分な睡眠が取れないために、日中に急激な眠気を感じたり、集中力ややる気が低下してしまったりして日中の活動が困難になると治療の必要があります。

高齢者の場合、夜中にトイレに行く際に転倒して骨折するケースも見られます。
高齢者のケガや骨折は、入院が長引いたりして、そのまま寝たきりになってしまう場合もあるので注意が必要です。

加齢になるほど、就寝中に尿意を感じる割合が高くなるのは、尿意を妨げるホルモンが低下していくからです。
一般的に、人間は就寝中の尿意は尿意を妨げるホルモンの働きにより抑えられています。
しかし、このホルモンの分泌量が減っていくと尿意を抑える指令が脳から伝わりにくくなってしまうのです。
また、加齢により心臓や腎臓の機能も低下することで、尿量自体も増える傾向にあります。

このように、高齢になると、膀胱に尿を溜めておくことが難しくなるため夜間頻尿になりやすくなると考えられています。
また、女性の場合は閉経すると、女性ホルモンの低下により、膀胱のサイズも小さくなってしまうので夜間頻尿にさらになりやすくなります。

夜間頻尿の治療方法

夜間頻尿の原因は、加齢のほかに塩分の摂りすぎによる水分摂取の増加が原因の場合もあります。
そのほかにも、様々な病気が関係している場合もあるため注意が必要です。

尿量が多すぎる場合は、夜間・早朝高血圧症の疑いがあります。
これは、脳こうそくや心筋梗塞のリスクが高まるとされています。
腎臓には、血圧を調節する働きがあり、特に夜間に血圧を上げる物質を分泌して塩分と水分を体外に排出することで血圧を調整しています。

しかし、塩分を摂りすぎることにより、排出しなければならない塩分量が増えるため、一緒に排出される水分量も増えてしまうのです。
このため、夜間から早朝にかけて血圧が上昇し、尿量が増えてしまいます。
塩分を控えた食生活を心がけることが大切です。

他にも、夜間頻尿の対策としては、単純に水分の摂りすぎの可能性もありますので、摂取すべき適切な水分量を知る必要があります。
また、寝る前には過剰に水分を摂らないように控えることも大切です。
夜間頻尿の場合は、夕方以降のコーヒーやお茶の摂取は控える方が望ましいです。
コーヒーやお茶に含まれるカフェインには利尿作用があり尿量を増やすことにつながります。
寝る前のアルコールは、尿を出すことを抑えるホルモンの分泌を妨げてしまうので尿量が増える可能性がありますので多量に飲むことは控えた方がよいでしょう。

足にむくみが現われている場合は、日中に過剰に摂取した水分が溜まっていることを示しています。
そのまま、寝てしまうと余分な水分を尿として排出しようとして夜間頻尿になってしまいます。
足のむくみが現われている時には、寝る前に足をマッサージしてむくみを解消してから横になったり、足を心臓より高い位置に置くようにしておくと夜間頻尿にはなりにくいです。